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Posted by みやchan運営事務局 at

2010年03月29日

日本というシステム

今日は朝6時半に起きました。
初出勤を3日後に控え、朝起きる練習中。
ついでにスーツを着て、タイトスカートで自転車に乗れるか、
そして何分で会社まで着くか実験してみた。
結論。
タイトスカートで一応乗れたけど、ストッキングより黒タイツを
履いたほうが良さそう。スカートが上に上がってくるからさあ。
あと、普通に自転車こいだら、会社まで7分でした。
ちなみに今までは車で1時間。
図らずもCO2削減に大きく貢献できたよ。
スモールシティ構想を信奉する私としては、家の近くに職場や
買い物する場所が集まっているのはすばらしいことです。

ついでに、給与振込口座も作ってきた。
今回は転職せず、最後まで職務を全うしようという覚悟で臨む
つもり(つもり?)なので、口座は持ってるけど新しく開いたよ。
銀行は宮崎銀行にした。
理由は、宮銀の地域経済振興への積極的な取り組みに感銘を受けたから。
地元生産者の県外・海外への販路拡大やPRの機会を作るべく、
県内150社余りを集めて展示商談会『みやざき 食と農の商談会 2010年』を
開催したり、県でも推進している太陽光などの次エネルギー分野への
融資ファンドを設立したりしてるでしょ。
今は県、市町村単位で、官・民・学が一体となった取り組みが
必要とされる時代。この宮銀の方向性は本当に素晴らしいと
思うんですよね。なので、応援する意味で口座を作ったよ。
まあ、微々たるものですけれども、気持ちだけ受け取って欲しいなと。

ところで、いつもにも増して読書量が増えている私。
先日はこういうのを読んだよ。

東国原知事と田中義剛さんの共著「俺たちの新・日本列島改造論」。
佐土原図書館にあったので。

これを読むまで、道州制にそれほど意味があるのかよく分かって
なかったんだよねー。だけど、もともと知事は国から派遣される役職で、
今も官僚出身とか国関係の人が多かったりとか、
国からの仕事が少しずつ譲られてくるようになってはきたけど
仕事をするのに必要な人員・財源・権限はあんまりこないとか、
あと、官僚システム(霞ヶ関)のものすごさとかを知ったら。
ぶっちゃけ・・・日本政府は一度倒れればいいのでは?と思った。

こういうシステムはさあ、ちょっとずつ改革してもダメじゃね?
民主党が、自民党が、とかもうそういうレベルじゃないから。
議会政治、政党政治、官僚というシステム、日本そのものとも
いえる根幹のシステムが、もう、終わってる印象を受けたよ。

でも官僚の人たちが悪いとか、政治家が悪いとかはあんまり思わない。
だってさあ、官僚の仕事が「いかに予算を多く取ってくるか」によって
評価されるシステムなわけだからさあ、そしてそれが上手な人が
出世するわけでしょ?
頭いいんだから、そりゃいろいろ方法考えるでしょうよ。
「予算を取ることが目的じゃないよ、国民がよりよい暮らしが
できることが大切だよ」っていくらお題目を唱えても、
ぶっちゃけこの政策のおかげでどのくらい良くなったかを
どうやって判断するの?数字しかないじゃない。

政治家もそうだよ。
とにかく、選挙に勝たなきゃ意味ない。
どれくらい票が取れるかが勝負。だから分かりやすいキャッチコピーで
人気を集めて、メディアの注目を浴びればそれでいいわけじゃん。
票が取れるから、あんなにダーティーなイメージになって
支持率低下の原因にしかならない小沢さんを手放せないんでしょ。
支持率がいくら下がったってかまわない。実際に票がとれりゃ
それで万事OKさ。
だから、政治家の言動行動すべて、どうしても票に結びつくような
(例えば公共事業をひっぱってくるとか、新たな法案を特定の企業や
団体に有利なようにちょっとだけ修正するとか)ことに
なってしまうわけじゃないか。

戦争やテロ以外で、このシステムを根幹から変える方法なんてあるの?
もしあるとすれば、それはもう「道州制」しか考えられないと。
なんかそんな感じがしましたね。
日本はアメリカ大好きなんだからさ、何でもかんでもアメリカの
まねをしたがるんだからさ、「アメリカとおそろいの道州制に
しようよ」って言えばいいんじゃね?

今度読みたいと思ってる本もさあ~。すごいショックなことが
書いてあるっぽい。


カロリーベースで自給率を計算するのは日本(と韓国)だけで、
生産額で計算すると日本は世界でも有数の農業国だということ。
あと廃棄分や流通に乗らない自家生産の農産品はカウントされないとか、
とにかく自給率を低くしようと算出方法を故意に操作したとか思えない。
まあ、いろいろ理由はあるんだろうけどさ(WTO交渉のためとか、
予算を農水省に多く持ってくるためとか)、
「日本の自給率ってこんなに低いんだよ~、もし外国から
輸入をストップされたら、みんな死んじゃうんだよ~」って
煽られてる感が気に入らない。
「外国が攻めてくる」って煽って太平洋戦争に突入した国は
一体どこでしたっけ?
あ、ちなみに例え自給率が思ったより低くなくても、
私は自給率は上げるべきだと思います。
それは、戦争時云々ではなく、水も土地も温暖な気候にも恵まれた
この日本で自分たちの食糧を作らないというのは倫理的に
問題があると思うからです。

ぶっちゃけ、米軍基地もさあ、どこに置くかじゃなくて
「なぜ日本に米軍基地を作らないといけないのか。
 日本はまだアメリカの植民地なのか?」ってその辺から
議論して欲しいんだけどな。
アメリカがいなければ、日本を守れないってよく言われるけど、
自殺者を年間3万人をだしておいて、しかも生活保護も破綻寸前、
年金・セーフティーネットすらまともに議論できない国がよく言うよ。
貧困で死ぬのと、日本に飛んできたミサイルに当たって死ぬのと
どっちが確率高いですか?

まあ・・・もうどうでもいいんだけどね。
政治離れなんてレベルじゃない。政治へは絶望している。
私は、目の前にある役割を、誠意と真心をもって遂行するのみ。  


Posted by キナコ at 14:01Comments(2)読書記録

2010年02月05日

自己責任

さすがに連日グダグダしているとやることがなくなってきました。
でも本はいっぱい読めて良いね。あと昼寝もできます。
このままいくと第3次成長期に突入するかも。願わくば縦方向に!

ところで、こないだ西都の図書館に行って借りてきた本が
結構面白かった。

デヴィッド・シーベリーという心理学者の本。
山ほど本を書いている大先生・加藤諦三氏の訳で読みやすい。

今まで心理系から夢・目標実現を目指す自己啓発本や、
スピリチュアル、オカルト系といろいろ読んできたけれども、
いろいろ読んで分かったのは、私は金持ちになって、セレブで、
豊かで、カレに愛されて、幸せいっぱいで・・・といった
愛欲・物欲・名誉欲を全肯定し、とにかく追い求めようとする
姿勢の本はかなり好きじゃないってことだった。
そういう「もっともっと」を連呼する生き方はあんまりしたくない。
お金やら美貌やらが欲しい人も多いだろうけど、人はいろいろだから
欲しいもの、譲れないもの、死んでも守りたいもの、それらは
本当に人によってまったく違うと思うし。

マスターやらグルやらからステキな教えを請うのは結構だけど、
そのマスターが高級車に乗ってやってきたとか、家に行ったら
見たこともない調度品でいっぱいだったとか、使用人が何人も居たとか、
そういうシーンがあるといきなり幻滅する。
彼に会っただけで愛に満ちていると分かった、とかその辺の言い回しも
あんまり好きじゃない。
「私、とっても幸せなの」って声高に言いふらす人は「口に出して言わなきゃ
幸せかどうか自信がないんだな」って思うし、
「あなたのことを愛しています。世界中は愛に満ちています」って言う人は
この人にとっての愛って空気とか物理法則とかそういうありふれて普遍なものを
指してるんだろうなって思う。

そんなにイヤなら読まなきゃいいんだけど、中にはキラリと光る本もあるから
やっぱり乱読しちゃうんだよね~。基本的に新しい情報を探すのが好きだから。
自分とは違うものの見方、はっとするような新たな観念、そういうのを
見つけると脳がわーって喜ぶ感じがする。私にとっては最も大きな快感。

最近のお気に入りはアルボムッレ・スマナサーラ長老の本なんだけど、
エックハルト・トールの「今ここに生きる」的な考え方を知った後に
スマナサーラ長老の本を読むと、ほほーとよりよく分かる。
石原加受子さんの本も結構分かりやすくてよい。
それらを踏まえたうえで、この「もっと強気で生きたほうがうまくいく」を
読むと、すごくクリアに理解できる気がする。

この本の中で、おおーと思ったのは自分は自分以外になれない、
というくだり。
体を作っているのは両親からの染色体。これによって体は
丈夫になったり、弱くなったりするし、優秀な能力を持ったり、
頭脳が人並み程度になったりする。
それにあなたが気づいているにしろ、そうでないにしろ、
こんなことはあなたの責任ではない―。

人間の体というのは自然が支配している。
感情はホルモンや体調に左右されるし、理性的な知性でさえも
脳の構造やクセ、五感をつかさどる神経などによって捻じ曲げられる。
自分を押さえつけて自分以外の何者かになろうとすること。
そんなことはうまく行きっこないし、被害は甚大なものとなる。
猟犬に家の番ができないのは、本人の努力不足や、根性が足りないから、
ましてや家族への愛情が足りないせいではない。
単に、彼の持つ肉体が、本能が、家の番に向いていないだけなのだ、と。

人間は見てくれが大体似通っていて、目が3つある人が居たり
手足が6本あるとかそういう外見上の多様性はないから
つい自分と他人は同じようなもので、機能も似通っているんだと
思い込みがちだけど、本当は全然違う。
Aさんにとっては楽勝なことでも、Bさんにとっては血反吐を吐くほど
苦痛な事だってあるわけだ。

ここ数日間で、思ったことがある。
人は、自分に関わることについての判断を他人に委ねると
絶対に不幸になる。
どこで働くか、どの学校に行くか、誰と結婚するか、
子供を産むか産まないか(女性の場合ね)。
もちろん周囲の人と話し合うことはあるだろうけど、最終的な
結論は自分で決めないといけない。
親がこう言ったから、彼が許してくれなかったから、
周りが反対したから・・・。
それは、理由にはならない。
たとえ親がこの学校に行けといっても、実際に願書を出し
試験を受けて、通うのは自分だ。
この仕事がいいよって周りに勧められても、毎日毎日
職場に行って仕事をするのは自分。
人の意見を聞いて、それはもっともだと思ったなら、
そしてその意見の通り進めたのなら、それはその人の言いなりに
なったのではなく自分の意志で決めたということ。

あと。
「この人が愛してくれないから私は不幸」とか
「仕事が○○だから、私の人生はつらい」とか
そういう風に自分の心理状況や幸・不幸の原因を外に
見出すのもやめたいなと思った。みっともないから。
親が愛してくれないから自分は不幸、なんてセリフが吐けるのは
せいぜい10代までだろう。
政治がどういう状況だろうが、周りからどう見られようが、
不況の嵐だろうが、自分の状態には何の関係もないはず。
いわば最強の自己責任論。

でも、今心がすごく落ち着いているのは、多分ヒマだからなんだろう。
睡眠時間が超足りているというのも原因だろう。
朝(9時)起きてみたらぽかぽかあったかいというのも一因だろう。
所詮、人の心なんてその程度のものなんだな~。
移り変わり、変化し続ける。
目に入る光、肌に感じる温かさ、いつもと同じ鳥の声。
それらを感じ取って、脳が化学反応を起こし、ホルモンが出て、
自律神経が内臓をコントロールして、思考が生じる。
人間も物体なんだよな~。いずれは朽ち果てる。
だからこそ、自分が一番大切だと思う「なにか」のために、
誠実に命を使い果たせたら、ステキと思う。
貴乃花親方の理事就任のニュースを見て、しみじみと。  


Posted by キナコ at 18:09Comments(0)読書記録