2010年05月29日

油にハマル

今日でやっと耳鼻科通いが終わりました!
冬から慢性的に鼻がグズグズいってて、スギ花粉の時期にピークを
迎えて、それからずっとなーんかノドが痛かったり、鼻が出たりして
たんだよね。
花粉症のヒスタミン剤はもらって飲んでたんだけど、症状はおさまる
ものの、ぴたっと止まるわけじゃなく、いつもちょっと鼻が出る感じで。
そしたら、結局のどの痛みもおさまらなくなってきて、通ってる耳鼻科に
相談したら、鼻の奥にファイバースコープを突っ込まれてノドまで
診察されたのです。前回。(結構痛かったです。鼻がツーンとした)

で、分かったのは、鼻の奥の粘膜がかなりはれぼったくなってるのと、
普通は粘膜のひだとひだの間がスキマが開いてるのに、あいてないって
ことでした。(で結局、ノドは見れなかったの。痛がり損)
で、ガッツリ1週間分の抗生物質やら抗炎症剤やらいろいろ
腹いっぱい飲みまして、驚くくらいピタリとのどの痛みや鼻の不快感が
止まったのでした!それでやっと、通院終わりとなったのです。ヤッター!
私は病院に行くの、結構好きだ。
なんでそういう症状が起きたのか、体は今どうなってるのか。
レントゲン撮ったり、血液検査したり、ファイバースコープで普通は見れない
ところが見れたりするのがとても興味深いね。
ぶっちゃけ、何でそうなったのかが分かれば気が済むというか。
今回は、私の鼻の通り道がどうやら狭そうだということが分かった。
ならば極力、アレルギー反応が起こらないようにしなければ!

というわけで。
アレルギーに対しては、まあいろいろ対策があると思うんですけど、
今回は「栄養療法」でアプローチしてみたい。
重金属が体内に溜まっていてこうなるということもあり得るけれど、
最近、高級なマルチビタミン&ミネラルを毎日飲んでたら
なんだか感情の起伏がおだやかで、疲労感も少ないことが
実体験として認識できましたので、栄養ってバカにできんなと思ったから。
アレルギーならば、やはり注目したいのはα-リノレン酸ですわね。
脂肪酸にはオメガ3とオメガ6っていう系列がありまして、3と6を
バランスよく取るとよいんですけど、このオメガ3っていうのが
なかなか摂取しにくいわけね。
食べ物だと、アマニ油(亜麻仁油)・シソ油(エゴマ油)に多く含まれてて、
菜種油や大豆油、クルミなんかにも入ってる。ほら、あんまり
なじみのない食品ばかりでしょ?普通のスーパーには売ってないよ。
このα-リノレン酸、アレルギー症状の緩和にいいって言われてる
んですよね、実は。
ほかにもアレルギーに良いって言われてる食品はもう山のようにあるけど、
ぶっちゃけ、「皮膚やら粘膜が弱いからアレルギーになる。弱いのは体質
じゃなくて、ガードする脂質が足りないんじゃね?だから乾燥もしやすいんじゃない?」
という非常に感覚的な、そして全く科学的でない直感がしますので、
今回は油でアプローチしますよ。

というわけで、今日、イオンのカルディに行ってエゴマ油とアマニ油を
1ビンずつ買ってきた。170gで1000円ちょい。高!!
女性の場合は 18 ~ 49 歳で1日に2. 2g以上摂取すれば良いそうなので
とりあえず、今日は冷奴にかけて食べてみた。
ちなみに、このオメガ3系統の油は非常に酸化しやすいので、
加熱せずに摂取することが基本。開封したらとにかく早く使い切ること
なども重要です。・・・・・・めんどくさい食べ物だな。
そして肝心のお味ですが、とくにどうということもありませんでした。
ごま油みたいに香りがいいといいんだけど、別段においも味もない。
食品で取り続けるのは無理があるかもしれんな・・・。

ところで全然終息の兆しが見えない口蹄疫。
完全に国の危機管理政策の失敗って感じですが、
ぶっちゃけエボラとか人が死ぬ病気じゃなくて良かったよなと思う。
この政府では数万人が死んでから対策本部ができるわ。
FAOの口蹄疫専門家チーム派遣の申し出もしっかり断ってるし。
探られたら痛いハラでもあるんですかね。感染経路とか。知らんけど。

まあそんなことはどうでも良い。もう起きてしまったことだし、
悲劇は毎日終わりなく繰り返されているのだから。

宮崎が何十年もかけて育て上げた遺伝情報も失われてしまった。
もうわが県が世界に誇る畜産業は、殺されてしまったのかもしれない・・・。
世界中で飢餓が蔓延しているのに、少しでもおいしい肉を作るために
大量の穀物を濃厚飼料として与え、何世代も命を選抜淘汰していって
人間に都合の良い個体を作る・・・。
もしかしたら、そのこと自体が許されないことだったのだろうか。
では人間は、どうやって肉を育てて、食べればいいんだろう。
命を育て、殺して食べるという痛みを、私は誰かに押し付けて、
まさにおいしいところだけ、楽なところだけをお金で買っていたんじゃないか。

そういえば、大学時代もそんなジレンマに直面したことがあった。
これからの産業は「食」だと信じて学んできたけど、
いずれぶつかる「農業は基本的には自然破壊」だという事実。
もちろん、完全な自然には人間は生きられないわけで、
完璧な自然の中には人間という存在はありえないのだから
人が生き、食べ物を得るために行う農業が多かれ少なかれ自然に
影響を与えるのは仕方のないことなのだけど。

その夜。
夢を見た。

私はテレビを見ていた。
プロジェクトXのようなドキュメンタリー番組。
ナレーターは言う。
「口蹄疫という悪夢に破壊された宮崎の畜産業。
 しかし、彼らは諦めなかった。
 彼らは、言った。
 ―完璧にゼロになった。だから、ゼロになった俺たちにしか、
  できない畜産を作り上げよう。未来の畜産業を―」
今まで、肉質や増体の良さだけを追い求めてきた交配に、
「体の丈夫さ」「病気への抵抗性」「免疫力」なども考慮に入れ、
健康で健やかに育ちやすい家畜を作り上げた。
健康な宮崎牛は、抗生物質などの投薬をあまり必要としない。
結果的に、体に良い食品を求める消費者の心をとらえることとなった。
もちろん、エサや牛舎への配慮も怠らない。
一度ウイルスに屈した宮崎は、独自のマニュアルを作り、
地域の水稲農家と協力して稲わらを完全に国産化し、濃厚飼料も
地域内でまかなえるように努力した。
そもそも新たに生み出された宮崎牛は、あまり濃厚飼料を必要としない。
健やかな体に宿る強靭な消化器官が、牧草をしっかり反芻し、
栄養素として体内に吸収してしまうからだ。
もちろん、衛生管理も徹底した。
大規模な畜舎と畜舎の間には数キロメートルの緩衝地帯が設けられ、
リスクヘッジも万全だ。
彼らは言う。
「一度はウイルスに負けた。
 だが、二度は負けない」
口蹄疫という悲劇を乗り越え、宮崎の畜産は未来を見据える。
「21世紀の畜産がどういうものか、見せてやる・・・」

もちろんBGMは地上の星。

なんか朝、元気出てた。

大丈夫だって思えた。わけもなく。

私は未来を夢見よう。

大地震の後、町が地震に備えて生まれ変わるように。
口蹄疫を知った宮崎は何かが変わるんだ。
その生まれ変わりは痛みが伴うけど、それを私たちが
見守って、サポートして、声を上げればいいんだ。

大丈夫だもん。宮崎は、結構、しぶといもん。

宮崎日日新聞によるアンケート結果
「口蹄疫問題が鎮静化したら
    畜産業を再開すると回答した人・・・・73%」
(宮崎県川南町での調査)


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Posted by キナコ at 23:10│Comments(0)ひとりごと
 
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