2010年02月20日

来る食糧危機

こないだ東京に行ったとき、お台場の日本科学未来館で買った
おみやげを食べた。

食糧難時代を乗り越える注目の食材!
ミドリムシ入りのクッキー。
来る食糧危機

ミドリムシって名前だけ聞くと、なんとなく青虫ちっくなものを
イメージするかもしれないけど、これは微生物の一種です。
体長0.06~0.09mmの単細胞生物。

鞭毛をくねらせて自由に動き回ることができるにもかかわらず、
体内に持った葉緑体で光合成を行うこともできる。
つまり、日光が当たっていればエサは不要。
動物でもあり、植物でもあるミドリムシの体内には
ビタミン・ミネラルだけでなくアミノ酸、不飽和脂肪酸など
多彩な栄養素が含まれているので、来る食糧不足時代には
もってこいの食材であると注目されているわけです。

これからの時代は「農業・漁業」(というか食糧生産産業)が
絶対にカギとなると思って大学でも農学を専攻したのですが、
その授業でも、食糧不足の救世主は虫と微生物だと教わった(気がする)。
とにかくライフサイクルが短いのでガンガン増えるし、体が小さいので
工場で大量生産しやすい。

草食動物(牛など)は、太陽のエネルギーを固定できる草
(人間は食べられない)を体内でたんぱく質(人間が消化できる)に
変換するという意味では効率がいいように見えるけれど、
実際エネルギー効率を見るとすごく悪いんだよね~。
受けた太陽光のカロリーのわずか数%しか人間のエネルギーにできない。

遺伝子組み換え食品も、一時期注目されていたけど、
研究開発や、安全性の確認に時間が掛かりすぎるよね~。
哺乳類はライフサイクルが長いもんな。

このミドリムシクッキーは、一袋に5枚しか入ってなくてさ。
これで450円。
来る食糧危機
まだ高いな・・・。食糧問題を解決するには「安価」が不可欠だけど。
ニーズが増えれば量産できるのかな?

お味はなかなかですが、えらいさっぱり。
バター風味ではあるものの、どこかカロリーメイトを
髣髴とさせるお味。
なんだこのアッサリさはと思って原材料を見たら、
砂糖・バター・マーガリン・ショートニングがすべてカット
されているという、マクロビ的お菓子でした。すげー。
この原材料でこの味とは・・・すごい!普通のクッキーですよ。
ちょっと軽めの。

いやーなかなかやりますな。
世界の食糧問題に思いを馳せつつ、とりあえず土地を
買っとくべきじゃないかと考え中。


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Posted by キナコ at 15:46│Comments(0)ひとりごと
 
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